座席未指定券とは?ひたち・ときわ・成田エクスプレスの新制度
座席未指定券という新しい制度がJR東日本管内で広まっています。
自由席とは似て非なるこの座席未指定券の特徴をまとめてみましょう。
・座席未指定券発売列車
空港特急 成田エクスプレス号
常磐線特急 ひたち・ときわ号
全席指定席の列車のうち、本数が多く設定されている列車で実施しています。
全席指定席の列車のデメリットである、乗る時間が決まってないと切符を買えない点に配慮した切符です。
・座席未指定券の発売金額は指定席特急券と同額
・利用列車が確定したら後から指定席特急券に変更可能
これはありがたいですね。
会社経費で切符を買いたいけど、何時に商談が終わるか分からない…飛行機が万が一遅延したら切符無駄にする…といった様々なケースで利用が可能です。
・料金体系の均一化
繁忙期・通常期・閑散期の料金体系も非適用で、一部は従来の指定席特急券よりは割安となっています。
これにより、普通車は座席未指定or座席指定料金と、車内購入料金(+260円)のシンプルな料金体系となりました。
鉄道会社・利用者共に煩わしい自由席の検札もなくなり、座席指定されていない“空席”を利用している座席未指定の旅客と、座席を移動をしている旅客、特急券を持たずに乗車した旅客のみが検札対象となります。
短区間の割安な自由席を利用していた層には負担がありますが、検札の煩わしさが軽減されるという点では評価出来るものではないでしょうか。
元々全席指定だった成田エクスプレスに関しては利便性が大幅に向上していると思います。
賛否両論ありますが、きっと今後はこれがスタンダードになっていくのでしょう。